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Webサイトは公開してからが本番。ビジネスを成長させ続けるための「サイト運用」基本
2025.09.17 BLOG

数ヶ月にわたる準備期間を経て、新しいWebサイトがようやく公開された日。それは、プロジェクトに関わった全員にとって、大きな達成感に包まれる瞬間です。
しかし、私はいつもクライアント様にこうお伝えしています。 「おめでとうございます。今日が、本当のスタートラインです」と。
Webサイト制作を、お店のオープンに例えてみましょう。 立地を選び、内装を決め、商品を並べて、華々しくオープンする。これが「サイト公開」です。では、オープンした次の日から、そのお店を放置しますか?しませんよね。掃除をし、商品を補充し、お客様の声を聞き、新しいキャンペーンを考えるはずです。
Webサイトも全く同じです。公開はゴールではなく、ビジネスを成長させるための「活動拠点」が完成したということに過ぎません。この拠点をどう動かしていくか、すなわち「サイト運用」こそが、Webサイトへの投資を本当の「資産」に変えるための鍵なのです。
Contents -目次-
なぜ、Webサイトに「運用」が必要不可欠なのか?
「一度作れば、ずっと使えるのでは?」と思うかもしれません。しかし、サイトを放置しておくことには、3つの大きなリスクが潜んでいます。
- 情報の陳腐化: サービス内容や価格、会社の住所などが古い情報のままだと、顧客からの信頼を失います。
- 技術の陳腐化: Webの世界は日進月歩です。セキュリティの脅威は日々新しくなり、数年前のシステムでは対応しきれなくなります。
- 機会の損失: 競合は新しい情報を発信し、Googleのアルゴリズムも変化します。何もしなければ、あなたのサイトの価値は相対的に下がり続け、見込み客と出会う機会を失っていきます。
ビジネスを成長させる「サイト運用」3つの基本【事例付き】
では、「サイト運用」とは具体的に何をすれば良いのでしょうか。私たちは、これを大きく3つの基本要素に分けて考えています。
1. 保守・メンテナンス:安心と安全を守る「守りの運用」
これは、サイトという「建物」が常に安全で、正常に機能し続けるための最も基本的な活動です。車の定期点検をイメージしてください。
- 業務内容:
- サーバー・ドメインの契約管理
- WordPressなどCMSのバージョンアップ
- プラグインのアップデート
- 定期的なバックアップ
- 不正アクセスなどのセキュリティ監視
- なぜ重要か?【失敗事例】 あるクライアント様は、数年間WordPressの更新を怠っていました。ある日、古いプラグインの脆弱性を突かれてサイトが改ざんされ、3日間サイトが表示できない事態に。繁忙期だったこともあり、売上機会の損失と、顧客からの信頼失墜という大きな痛手を負いました。月々数万円の保守費用を惜しんだ結果、その数百倍の損害を被ってしまったのです。
2. 分析・改善:成果を最大化する「攻めの運用」
サイトという「お店」の経営データを分析し、より売上を上げるための改善活動です。店長がPOSデータを見て、商品の陳列場所を変えるようなイメージです。
- 業務内容:
- GA4などによるアクセス解析
- ユーザー行動の分析と課題の発見
- 課題解決のための仮説立案
- A/Bテストなどによる効果検証と改善
- なぜ重要か?【成功事例】 あるECサイトで、「カートに商品は入るのに、購入まで至らない人が多い」という課題がありました。GA4の経路データ探索で分析したところ、特定の決済画面での離脱率が非常に高いことが判明。私たちは「入力項目が多すぎるのでは?」という仮説を立て、フォームの項目を減らした新しい決済画面をA/Bテストで試しました。結果、その画面のコンバージョン率が12%も向上。これは、データに基づいた「攻めのサイト運用」が生んだ、直接的な利益改善です。
3. コンテンツ更新・追加:顧客との関係を築く「育てる運用」
サイトという「お店」に、新しい商品を並べたり、お客様の役に立つ情報を発信したりして、お店自体の魅力を高めていく活動です。
- 業務内容:
- ブログやお知らせの更新
- 新しい導入事例やお客様の声の追加
- サービス内容の更新や、新ページの追加
- SEOを意識したコンテンツ企画
- なぜ重要か?【成功事例】 あるBtoBのコンサルティング会社では、サイト運用の一環として、顧客からよく受ける質問に答えるブログ記事を月2本更新し続けました。半年後、オーガニック検索からのアクセスが3倍に増加。さらに驚くべきことに、営業担当者から「最近の問い合わせは、『ブログを読んで、御社の専門性は理解しています』というお客様ばかりで、商談が非常にスムーズになった」という報告が。コンテンツが、契約前の見込み客を教育し、ファンにしてくれるという最高の効果を生んだのです。
結論:Webサイト運用は、貴社のビジネスそのものです
Webサイトは、会社の外にある「飛び地」ではありません。それは、営業、マーケティング、カスタマーサポートといった、貴社のビジネス活動と密接に連携した、**事業の「中心」**です。
「守りの運用」で土台の安全を確保し、 「攻めの運用」で売上を最大化し、 「育てる運用」で未来の顧客との関係を築く。
この3つが一体となって初めて、Webサイトは一過性の「経費」から、継続的に利益を生み出す「資産」へと進化します。
「そうは言っても、日々の業務に追われて、サイトの運用まで手が回らない」 「専門知識も、分析する時間もない」
そのお気持ち、よく分かります。だからこそ、私たちのようなパートナーがいます。
私たちは、Webサイトを「作って終わり」にはしません。公開後の「サイト運用」までを視野に入れ、貴社のビジネスに長期的に伴走することを最も得意としています。 煩雑な保守・メンテナンスから、専門的なデータ分析、そして戦略的なコンテンツ企画まで、貴社のWebチームとして私たちをご活用ください。
お問い合わせフォームより、「サイト運用の相談」とご記入の上、ご連絡いただければ、貴社に最適な運用プランをご提案します。
2025.09.17 STOVAG OFICIAL