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なぜあなたのサイトは「見るだけ」で終わるのか?訪問者を『見込み客』に変える”コンバージョン導線”の設計術

2025.08.05 BLOG

こんにちは。WebディレクターのTSUTSUIです。

以前、私がまだ20代で別の会社にいた頃の話をさせてください。 当時、私が担当していたのは伝統的なメーカーのWebサイトでした。業界では名の知れた会社で、ありがたいことに、何もしなくても毎月数万のアクセスがありました。しかし、不思議なことに、Webサイトからの新規のお問い合わせは、月に1件あるかないか。

アクセス解析の画面を眺めながら、私はいつも歯がゆい思いでいっぱいでした。 それはまるで、「ショーウィンドウの前にお客様がたくさんいるのに、誰一人として店の中に入ってきてくれない」ような感覚でした。サイトという「お店」は確かにある。お客様もその前を通りかかっている。なのに、なぜ誰もドアを開けてくれないのか──。

この経験こそが、私が「Webサイトの成果は、アクセス数だけでは決まらない」という事実を痛感し、「コンバージョン導線」の設計という仕事にのめり込むきっかけとなりました。

「アクセスはあるのに、問い合わせがない」。 もしあなたが同じ悩みを抱えているなら、この記事はきっとお役に立てるはずです。

あなたのサイトは「美しい迷路」になっていませんか?

多くの成果が出ないサイトに共通しているのは、訪問者に対する**「おもてなしの心」の欠如**です。情報がただ無秩序に置かれているだけのサイトは、訪問者にとっては「美しいけれど、出口のない迷路」と同じ。どう歩けばいいか分からず、疲れて帰って(離脱して)しまうのです。

よくある失敗パターンを3つご紹介します。

ゴールなき「情報の羅列」

会社の強み、製品一覧、技術紹介…。一つひとつの情報は充実していても、「で、結局このページを読んだ人に、次に何をしてほしいのか?」が全く設計されていないケース。これでは、訪問者は情報を読んだだけで満足してしまい、次の行動に移れません。

行き止まりだらけのページ

ブログ記事を読んだら、ページの最下部。そこには関連記事へのリンクも、関連資料への案内もない。サービスの紹介ページを読んでも、価格ページや導入事例への案内がない。一つひとつのページが「行き止まり」になっていては、訪問者の興味の芽をそこで摘み取ってしまいます。

「問い合わせ」という高すぎるハードル

サイト内のゴールが、どこを見ても「お問い合わせ」ボタンだけ。しかし、初めてサイトを訪れたような、まだ検討段階の浅いユーザーにとって、「いきなり問い合わせる」のは非常に勇気がいる行動です。他に選択肢がないため、「また今度にしよう」と離脱を招いてしまっています。

    訪問者を「見込み客」に育てる、コンバージョン導線の3ステップ

    では、どうすれば訪問者を迷わせず、自然に「問い合わせ」というゴールまで導けるのでしょうか。その設計思想が「コンバージョン導線」です。私たちが実践している3つのステップをご紹介します。

    STEP1:訪問者の「温度感」をマッピングする

    まず理解すべきは、サイトを訪れる人全員が「今すぐ客」ではない、ということです。 「潜在層」(まだ課題に気づいていない)、「準顕在層」(課題には気づいているが、解決策を探している)、「顕在層」(解決策も分かり、具体的に業者を探している)というように、訪問者の検討度合い(温度感)は様々です。

    この温度感に合わせて、提供すべき情報とゴールを変える必要があります。

    • 潜在層には… 課題に気づかせるブログ記事を提供し、「関連資料のダウンロード」へ。
    • 準顕在層には… 解決策を具体的に示すサービスページへ案内し、「導入事例集」へ。
    • 顕在層には… 他社との違いを示す強みのページを見せ、「無料相談・お見積もり」へ。

    このように、相手の状況に合わせたゴールを複数用意することが、おもてなしの第一歩です。

    STEP2:全てのページに「次の道しるべ(CTA)」を置く

    CTAとは「Call To Action(行動喚起)」の略で、具体的には「詳しくはこちら」といったボタンやリンクのことです。これを、私たちは「次の道しるべ」と呼んでいます。

    重要なのは、Webサイトのほぼ全てのページに、何かしらのCTAを設置することです。「この記事を読んだ人は、次は何に興味を持つだろう?」と常に考え、最適な道しるべを用意します。

    • ブログ記事の下部には、「この記事で紹介した〇〇のサービス詳細はこちら」
    • サービスページには、「このサービスを導入したお客様の声を見る」
    • 導入事例ページには、「同様の課題をお持ちですか?30分の無料相談はこちら」

    このように、ページの終わりを「行き止まり」にせず、必ず次のアクションへと繋げることで、訪問者はストレスなくサイト内を回遊し、自然と貴社への理解を深めていきます。

    STEP3:ページを繋ぎ、一本の「ストーリー」を紡ぐ

    STEP1と2を実践すると、点と点だったページが線で繋がり、サイト全体が一本の「ストーリー」を紡ぎ始めます。

    例えば、 ブログ記事(課題に共感)サービス詳細ページ(解決策を理解)導入事例ページ(自分ゴト化・疑似体験)料金・プランページ(具体的な検討)お問い合わせ(最終ゴール)

    このように、訪問者がまるで映画のストーリーを追うかのように、自然な流れで検討度合いを高め、最終的に納得してゴールにたどり着く。これが、コンバージョン導線設計の理想形です。

    「ギャラリー」から「ショールーム」へ

    あの頃の私が担当していた、お客様が誰も入ってこなかったサイト。あれは、美しいだけの「ギャラリー(美術館)」でした。しかし、本来Webサイトが目指すべきは、専門のスタッフがお客様の状況に合わせて最適な商品を提案し、商談へと繋げる「ショールーム」であるべきなのです。

    コンバージョン導線の設計とは、この「ショールーム」の接客マニュアルをWebサイト上に構築する、非常に戦略的な作業です。

    「自社のサイトの導線がどうなっているか、プロの視点で分析してほしい」 「訪問者の行動を可視化して、ボトルネックを改善したい」

    そう感じられたなら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。 貴社のWebサイトが、なぜ「見るだけ」で終わってしまっているのか。その原因を突き止め、訪問者をお客様へと変えるための具体的な改善プランをご提案します。

    魅力を最大化するWebサイト、ご提案します

    ご相談は無料です。
    STOVAGが培ったノウハウとセンスで、
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    目標とご予算に合わせ、最適なWeb戦略を一緒に考えます。

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